おはようございます。
10月19日(日)に、大分県立病院で開催されたDMAT研修に行ってまいりました。DMATとは、Disaster Medical Assistance Team (災害派遣医療チーム)のことで、豊後大野市のDMAT指定病院は豊後大野市民病院です。
みえ記念病院はDMAT指定病院でないため研修義務はありませんが、私は大学病院を退職してから陸上自衛隊の予備自補(医官)に選抜されて定期的に訓練を受けており、今回も災害医療の研修として参加させて頂きました。
研修は午前中に災害医療とトリアージに関する座学、午後にグループに分かれて、災害時の救急対応やトリアージを具体的な施設や場面を設定して、繰り返して行う実践的なものでした。大分は全国でもDMAT教育がさかんな地域であり、幹事である大分三愛メディカルセンターの玉井文洋先生、大分大学病院の石井圭亮先生、アルメイダ病院の稲垣伸洋先生をはじめ、DMAT指定病院の医療スタッフや消防署員の皆様にご指導を頂き、大変勉強になりました。心より御礼申し上げます。
豊後大野市は、大分県の中でも内陸にあって交通の要所であり、大分県央飛行場もあることから、南海トラフ地震などで佐伯市など海岸部が津波被害などを受けたときに救援や支援を行う基幹地域として想定されているそうです。くれぐれも大きな災害が起きないことを祈っていますが、『備えよ常に』の言葉を念頭に、災害時の医療技術の向上に努めたいと思います。
(文:森本)