こんにちは。(^o^)
10月23日(木)午後7時から豊後大野市中央公民館で久知良地区2区の皆様を対象に、認知症のテーマで健康教室がありました。
区長の後藤様の挨拶で始まり、司会進行は区長代理の深田様、参加者総数は職員を含め35名でした。当院から、看護師の染矢さんと玉田さんが血圧測定で参加しました。
講師は当院の森本副院長です。テーマは『認知症について』でした。99歳まで現役作家として活躍した野上弥生子(母の実家が三重町)の話を始めとして、認知症とは何か?認知症の種類や症状や認知症の転帰について、驚きのNun Studyや回想法について、などの話がありました。副院長はこれまで脳のPET研究も行っており、最新の話題から予防法まで幅広く解説されました。
認知症予防に効果的な回想法の例として、戦前(昭和14年)と戦後(昭和42年)の大分市トキハ前に路面電車が通っていた頃の写真や、戦前のカラー写真の府内城、木造時代の舞鶴橋、三重町の懐かしい風景のスライドが出て、皆さんの歓声があがりました。(※スライドに登場した懐かしい写真は、郷土史が大好きな副院長が集めた大分の絵葉書コレクションだそうです。)
認知症対策としては、①日記をつける、②身体を動かす(体操・ストレッチ等)、③同時に2つ以上の事をする(料理等)、④自分自身の効果的な回想法を見つける(卒業アルバムや家族のアルバムを見る、校歌を歌う、など)⑤家族にとって最適な、かかりつけ医を決めておくことがお勧めの方法とのことでした。
参加された方からはいろんな質問やご意見が出て、「結婚式の写真もいいかな~」と声があがっていました。「ありかも!」と感じた次第です。
(文:筑紫)