こんにちは。
今回は、血液検査の総蛋白とアルブミンについてお話ししたいと思います。
総蛋白の主な成分はアルブミンとグロブリンでアルブミンは全体の6~7割を占めています。
総蛋白やアルブミンの値は栄養状態の目安や肝臓、腎臓などの状態を把握するために利用されます。
当院の総蛋白の標準値は6.5~8.3(g/dL)で、アルブミン標準値は3.8~5.3(g/dL)です。これらの値が標準値よりも高いときは、脱水症などが疑われ、低いときは、低栄養やネフローゼ症候群などが疑われます。
血液検査で結果が高い、低いからといって、すぐに病気であるとは言えません。他の検査項目も合わせて最終的な医師の判断が重要となります。何か疑問があれば、ぜひ、医師にご相談ください。
次回は、他の項目について紹介したいと思います。
(文:検査技師)