こんにちは。
私は石仏など見るのが好きです。
今日はその中でも三重町菅尾にある崖に彫られた六字名号を紹介したいと思います。
高さ12mの崖に「南無阿弥陀仏」と書かれています。その仏という文字の人偏の所に小学1年生の頃立った覚えがあります。そのくらい大きな文字です。
下の話は、昔読んだおとぎ話です。
庄屋の娘に惚れた鬼が、庄屋に娘を嫁に欲しいと申し入れをした。庄屋は「崖に一晩で『南無阿弥陀仏』の文字を書いたら、嫁にやっても良い。」と言った。鬼はそれを信じて夜中に掘りだした。あと一息で出来上がりそうになったので、庄屋は驚きニワトリに朝の刻を告げさせた。鬼は朝が来たと思いスゴスゴと立ち去った。
私は、六字名号をみると、この話を思い出し、ここが話の舞台では無いかと想像し、楽しく観ることができます。(本当は鬼より人間の方がずるいと思ってました。)
(文:薬剤師)