当院の検査について(その7)

こんにちは。

 

今回は中性脂肪についてお話しします。

 

血液中の中性脂肪は、食べ過ぎやお酒の飲み過ぎ、肥満、糖尿病などで高く(150mg/dl以上)なります。

中性脂肪が高いことは、お腹に脂肪がつくメタボリックシンドロームの診断基準の1つに含まれています。また、動脈硬化になりやすい要因の1つとされています。極端に高くなると(1000mg/dl以上)、急性膵炎を発症する危険性があるので注意が必要です。

 

中性脂肪の値は、検査のたびに変動しやすく、空腹時より食後の方が高くなります。普通は、前日の夕食後から絶食して、翌日空腹のままで検査をします。しかし、空腹のまま病院に行くのが難しい方もいらっしゃいますので、主治医とご相談ください。

                            (文:検査技師)