消防団員としての引き際

久しぶりの投稿です。

地域の安全は地域住民の自らの手で・・・そんな想いから平成元年よりこれまで消防団員として活動してきました。入団したころは右も左もわからないことばかりで、いざ火災現場などに出動すると緊張の連続だったことを思い出します。それでも活動終了の号令である「別れッ!」の声がかかると、一気に押し寄せる疲労と安堵感に包まれます。これまで何度も火災現場での消火活動や行方不明者の捜索活動に参加しましたが、被災された方や家族の安否を心配するご家族の不安げな様子に触れるたび、少しでも力になれればといった思いにかられます。

 

消防団員の活動は災害時に限ったものでなく、季節ごとの災害防止のための広報活動や有事の際に素早い対応ができるよう定期的な訓練などが行われています。(年齢を重ねてくると、これが結構きつくなります。)

そんな消防団員活動も今年で28年目を迎えています。最近では自分の子供と同じ世代の若者が新たに入団してくるようになりまして、世代交代の時期を迎えようとしています。これから豊後大野市は、ますます高齢化が進むことが予想されますが、消防団員に寄せられる地域の期待は一層高まりをもつものと考えます。

若手の消防団員へきれいな形でバトンタッチをしなければと考える、今日この頃です・・・。

                           (文:事務長 阿南)