『下町ロケット・医療編』のような実話

©産経新聞 平成22年(2010年)6月14日
©産経新聞 平成22年(2010年)6月14日

 

こんにちは。

 

先々週の早朝に久しぶりに「NHKラジオ深夜便」を聞いていたら、愛知県のメーカー社長が娘の心臓病をきっかけにして、日本人の体格にあう人工心臓や補助循環装置(IABP:大動脈バルーンポンピング)を作るために、医学知識ゼロから開発を進めたインタビュー番組がありました。社長は東海メディカルプロダクツの筒井宣政さん(現在74歳)です。残念ながら娘さんは23歳のときにお亡くなりになったそうですが、父である筒井さんの行動を誇りに思い、東海メディカルプロダクツ社員として働いていたそうです。お話を聞いて大変感動しました。

 

昨年冬に『下町ロケット』という人気テレビ番組がありましたが、前半がロケットエンジンの開発、後半が医療機器開発の物語でした。医療編は人工心臓を開発するお話でしたが、もしかしたら作者は筒井社長のエピソードを参考にしたのかもしれないですね。筒井社長が開発した医療機器については、添付の産経新聞をご参照ください。

 

                      (文:森本)

 

参考サイト:

NHKラジオ深夜便2016年9月2日午前4時~『娘が遺したものづくりの心』

池井戸潤著 『下町ロケット2 ガウディ計画』

TBSテレビ『下町ロケット』公式ページ