こんにちは。昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」の最終回で、堺雅人さん演じる真田幸村(信繁)が大坂夏の陣の最後の戦いで、馬に乗って徳川家康の本陣へ突き進むシーンが印象的でしたね。
ところで大分市津守の碇山(いかりやま)に、真田幸村の愛馬のお墓があります。真田幸村を討ち取った徳川方の大名、松平忠直(越前75万石)が幸村の馬を持ち帰り、その後忠直が参勤交代を怠ったことなどから幕府から謹慎・隠居処分を受けて豊後に配流になった際に連れてきた「真田栗毛」という馬のお墓です。江戸時代以前に、特定の馬のお墓が残っている例は珍しいのですが、豊臣秀頼から真田幸村に与えられた馬はさぞかし立派な馬だったことでしょう。三国志に登場する赤兎(せきと)馬のように、名将が乗りついだ名馬ですね!
真田幸村の愛馬のお墓は、地元の住民以外には大分県内でもあまり知られていないようです。碇山には松平忠直の廟所や、ゆかりの熊野神社があり、徳川家の葵の御紋がある瓦が特徴です。写真のように、碇山頂上からの大分市街が見渡せる風景も感動しました。ご興味ある方はぜひ一度訪れてみて下さい(^^)/ 。
(文:森本)
大分市碇山(いかりやま)住所:大分県大分市津守1364番地 ←碇山に行くときにはこの住所を車のナビで検索していくと良いと思います。碇山は標高56メートルで大分県で最も低い山で、数分で登れる頂上からの大分市の風景は絶景です。ただ碇山周辺の津守地区や滝尾地区は古くからの住宅街で道路が狭く、車の離合が困難な場所が多いのでご注意ください。o(_ _)o
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