次に晴明神社に行ってきました。
陰陽師の安倍晴明をお祀りしてある神社です。神社の前に着くと鳥井に金色に輝く社紋「晴明桔梗」が特徴的です。(写真左)いわゆる星形を一筆書きで書いたマークです。「晴明桔梗」、「五芒星」とも呼ばれているらしく、晴明公が創られた陰陽道に用いられる祈祷呪符のひとつだそうです。
鳥居をくぐり中に入っていくと一条戻り橋のミニチュアがあります。(写真右上)この橋には様々な言い伝えがあるらしく、平成7年に架け替えられ、現在も晴明神社から南へ100メートルのところにある堀川に架かっています。源頼光の四天王のひとり、渡辺綱が鬼女の腕を切り落とした場所としても有名です。また、現在でも「戻る」を嫌って嫁入りや葬式の列は、この橋を渡らないのが習わしです。逆に太平洋戦争中、応召兵とその家族は無事に戻ってくるよう願ってこの橋に渡りに来ることがあったようです。前の橋で使われていた欄干の親柱を境内に移し、昔の風情をそのままに「一條戻橋」を境内に再現しています。
桔梗の花がきれいに咲いていましたので写真を撮りました。(写真右下)
京都旅行の際にはぜひどうぞ。
(文:放射線技師 T)