こんにちは。先週の1月13日(土)・14日(日)は大学センター試験があり、寒波到来の中、約58万人の受験生が試験に望まれたそうです。この中で、1月13日に実施された地理の試験で、「ムーミン」に関する問題が出題されたとの報道がありました。ムーミンは世界的に有名な物語で、三重町の洋菓子店「おかしのHADA」で
も、ムーミンのイラストがあるコーヒーカップに入ったプリンケーキが子供たちに人気ですね(^^)。
センター試験の問題を見てみると、「ムーミン」のほかに「ニルスのふしぎな旅」や「小さなバイキングビッケ」も登場しています。昭和生まれの筆者なら、子供の頃の御馴染みのアニメばかりですが、今の受験生(17歳~)はムーミン以外は余り知らないでしょうし、ムーミンの出身は?と言われても戸惑うかもしれませんね。
この問題は、北欧のスウェーデン・ノルウェー・フィンランドの3か国の中から、それぞれの国の童話(アニメ)と、言葉の類似性や違いから答えを探す問題です。ムーミンの舞台は北欧というイメージはあっても、具体的にフィンランドと答えられる人は少ないかもしれませんね。解法としては、ビッケの『バイキング』といえばノルウェーで、スウェーデンとノルウェーは地理・文化的に近いことから、言語がスウェーデン語に似ている方がノルウェー語と考えると、消去法でフィンランドが選べる(図タと言語Bがフィンランド→答えは➁)、というのが出題者の意図だったようです。
ムーミンファンの私としては面白かったのですが、受験生としては斬新な問題で、戸惑った方が多かったかもしれません。
参考サイト:
大学入試センター「平成30年度大学入試センター試験の志願者数について」
産経新聞2018年1月13日「センター試験 地理Bにムーミン ネットでは戸惑いも」
中日新聞2018年1月15日「センター試験ムーミン設問に疑問 研究者が指摘」
(病院職員T2)