大正~昭和初期の三重町遠景

 

こんにちは。写真上は三重町の内山観音(蓮城寺)がある公園から眺めた三重町の絵葉書です。写真下に映っている人の服装から大正後期~昭和初期の写真と思われます。南の宇目町(佐伯市)方面からの道路(現在は右側にトンネルを伴う国道326号線が並行)が中央遠景の三重町市街まで続いています。市街の手前に見える大きな建物は県立三重農学校(戦後の三重農業高校、今の三重総合高校の前身)と思われます。当時の三重町は市場を中心に大野郡(現在の豊後大野市)における政治と交通の要所として栄え、北は大分市、東は野津~臼杵、西は竹田~熊本、南は宇目~佐伯や宮崎県延岡に繋がる要衝でした。

 

今も内山観音は三重町を代表する桜の名所として、市民から親しまれています。地域の方から『名物の観音饅頭を食べながら内山観音で花見をすることが楽しみです』と伺ったことがありました。郷土の宝物ですね(^^)

 

                     (文:森本)